1GBのプランはお得?端末サポートが減って割高なので要注意
4月1日から始まった、大手携帯電話会社のデータ通信量が1GBのプラン、かなりひどいものです。
総務省の依頼により値下げをしたわけですが、このプランは端末も購入する場合はまったく安くありません。
よくも、このようなプランを思いついたものですといいたいです。総務省の「安くするように!」という売られたケンカにしっかり対抗したということでしょう。
どういうことかというと、大手携帯電話会社の1GBプランを契約して最安のプランを作ろうとすると、端末も一緒に買った人は料金が高いはずの3GBのプランよりも月額で約1,000円も高くなるのです。
この理由は、3GBのプランなら端末代のサポート(割引)があるのに、1GBのプランでは端末代のサポートがないのです。サポートがなくて3GBと同じくらいの料金になるのかと思ったら、かえって高くなるのです。
総務省に対しては、月々4,900円の安いプランを作りましたよ、と言っておきながら、端末代を含めると8,000円を超える料金になるのです。
全くもってこの不誠実な対応にあきれてしまいます。
iPhoneSEが安く出たから、それと1GBのプランを組み合わせれば、安くiPhoneが持てるかと期待したものの、やっぱりそうはならないのです。iPhone6sより安いですが、月額で1,000円ほど安くなった程度です。
iPhone6sとiPhonSEは4万円ほど違いますから、24ヶ月の分割で考えれば1,670円ほど安くなるはずですが、そこまでは安くならず1,000円差に抑えられているのです。
そして、端末代へのサポートは1GBのにはないため、3GBの契約をした方が端末サポート代がある分だけ安いという逆転現象が起き、結局3GBの契約をし端末代を含めると月額7,000円という料金になってしまいます。
結局、総務省が言っているような料金値下げにつながる人は、「端末代金を一括払いで買った人、またはローンの支払いが終わった人」だけで、1GBの契約をして安く運用することができます。それでも月額4,900円かかります。
笛吹けど踊らず…といいますか、総務省は張り切って旗を振ってみたものの、現状は反発を食らっていると言うことではないでしょうか。
携帯販売の店員さん曰く、「以前の方が安かったかもしれません」
私もそう思いたくなる現状です。
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