iPhone7の価格 DoCoMoなど大手と格安の選択方法
iPhone7はどこで買うのが一番お得でしょうか?
スマホの買い方は大きく2種類あります。大手携帯電話会社でスマホ本体とSIMを一緒に買う方法と、スマホのSIMフリーモデルを買って自由に携帯電話会社と組み合わせて使う方法です。
2015年5月以降に大手携帯電話会社で購入したスマホやケータイは、SIMフリーにすることができるようになりました。
大手携帯電話会社で買ったスマホやケータイは、以前はSIMロックされていたのです。
それがSIMフリーにできるようになり、端末そのままに他社に移ることができるので、大手携帯電話会社契約後、あとで他社に移るという選択もあります。
一方のSIMフリーモデルを買って組み合わせる方法は、最近特に格安スマホや格安SIMとして人気が高い方法です
iPhoneなら、アップルからSIMフリーのiPhoneを買って格安SIMと組み合わせて使うことです。
どちらがいいか、大手の携帯電話会社ならどこがお得か見ていきましょう。
SIMフリーとは何でしょうか?
SIMとは通信会社が発行する、電話番号などを記載したICチップです。SIMフリーとは「どこのSIMでも」という意味です。SIMフリーのiPhoneはどこの会社のSIMでも使えるiPhoneということです。
iPhoneだけでなく、アンドロイドも同じようにSIMフリーのアンドロイドが多数あります。
反対に、ドコモ・au・ソフトバンクはSIMロックされていて、その会社の電波でしか使えません。
ドコモで買ったスマホはドコモ電波でないと動かないのです。
そんな制約があるのですが、今は半年経過するとSIMフリーにできます。
「SIMフリーにできるなら、どっちで買っても同じ??」
いえいえ、そういうことはありません。両者のメリットとデメリットをしっかり把握しましょう。
大手携帯電話会社では、2年間の契約を前提としています。これが2年縛りというもので、2年未満で解約しようとすると、1万円ほどの解約金が発生します。
しかも、2年経過すると自動的に契約が更新されます。解約金が発生しない月が2年経過後の2ヶ月間です。この間に解約すると解約料は無料です。
この解約金が高いと不評を買っており、国もこれをやめるように言っています。
その結果、大手携帯電話会社は対応策を出しました。それは、契約の1つに2年が経過したら、いつでも解約できるプランです。
「おぉ、それはいいじゃないか!」と思いたいのですが、実は単に毎月割高な料金になるだけです。何のことはない「解約金を毎月分割して払っているようなもの」なのです。
しかも、2年過ぎても解約しない人にとってみれば、その割だかな料金がずっと払うことになり、とても無駄なのです。
■ SIMフリーiPhoneと格安SIMは縛りは最長でも1年
一方のSIMフリーiPhoneの場合は、端末はアップルから買い、SIMは別のところから自分で選んで使います。
格安SIMが多数ありますので、月額料金を抑えながら使うことができます。
格安SIMは、通話契約をする場合(090/080/070の電話番号を付けるとき)、1年以内の解約には解約手数料が発生するところがほとんどです。
もし、1年以内に解約することがわかっているなら、イオンのSIMがおすすめです。イオンのSIMを使うなら短期で解約しようとも解約金は発生しません。
通話契約のないデータ通信専用の契約の場合は、ほとんどのSIMで解約金がありません。
ケータイショップの広告でiPhone7が月々400円とかってすごい安い価格で出ますので、つい誤解してしまいますが、これは本体代金の話であって、月々の通信費や電話料金は別途かかります。
大手の携帯電話の料金は、本体価格と月額料金から決まる月額費用は変わらないけれども、本体代金の負担分を見かけ上小さくしているだけのことです。
仮に本体は月額500円だとしても、データ通信量と通話料金が高いために、毎月支払う額はどうしても8000円程度になってしまうのです。
■ SIMフリーのiPhoneは本体が高く、月々の支払いは安い
SIMフリーのiPhoneはアップルストアから買うしか方法がありません。
iPhoneはご存じの通りとても高額なスマホです。このiPhoneを一括にしろ分割払いにしろ、高い金額に違いありません。
ただ、本体代金の高さに目を奪われてはいけません。
SIMフリーのスマホを選べば、たくさんある格安SIMの中から好きなものを選べるので、データ通信や通話にかかる料金を大手携帯電話会社よりグンと下げられるのです。
2年のトータルで考えると、同じiPhoneを使うのでも、大手携帯電話会社で契約するより、SIMフリーのiPhoneを買って格安SIMで使う方が安くなります。
どのくらい違うかというと・・・こんな感じです。
大手携帯電話のiPhone7(32GB)
本体 3,670
通話し放題 2,700
データ通信2GB 3,500
月々割 -3,220
--------------------
月額 7,420円/月
2年総額:178,080円
SIMフリーiPhone7(32GB)+格安SIM
本体 72,800円(分割払い可)
通話・通信量月額基本料3GB 1600円
通話料 1,000円(最大25分)
--------------------
2年総額 135,200円
SIMフリーにした場合は、通話定額制を選ぶ方法もありますが、
ここではあまり電話の多くないユーザーを想定しました。
月1000円(最大約25分通話可能)と想定しました。
この場合の両者の価格の差は、2年間で約5万円です。
しかもSIMフリースマホを使うと、1年経過後はいつでも解約が
可能です。
同じiPhoneを買っても、契約次第でこんなにも差が出ます。
わかりましたか?
価格の面から言えば大手の携帯電話会社の方がかなり高いことはおわかりいただけたと思います。
格安SIMは主にドコモ回線を使っていますから、大手の携帯電話会社を選ぶ理由は全くないでしょうか?
実はそうでもないのです。
その1つは、通信速度などの安定性です。大手の携帯電話の良いところは、料金は高いけれどもその分通信は格安スマホよりも安定していることが言えます。
格安スマホは大手から回線を借り受けて提供しますので、借りる量とユーザーが使う量で通信速度が決まるのです。
格安スマホはなるべく一人あたりの料金を安くしたいですから、借りる量を抑える抑えなるべくたくさんの人に使ってもらおうとします。
結果として、一人あたりの回線に割り当てられるデータ量の上限は小さくなることが想像されます。
大手の携帯電話の場合は、貸し出ししていない自社用の分はすべて自社の顧客用に使うことができるのです。
そのため、同じ時間、同じ場所でも大手携帯電話会社の回線の方が速くなる、という傾向が出てしまいます。
この辺は、実使用上大きな影響がある過度かは実際に使う場所などによって違いますので、一概に論じることは難しいと思います。
ただ、格安スマホには価格が安いメリットだけでなく、こうした弱点があることを知った上で、利用することが大切です。
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