iPhoneをauで使う時、ピタットプランの選択を悩む理由

注：本文中の料金はいずれも税別です。

スマホ案内人のリョウです。

iPhone8の販売開始に合わせて
大手3社のプランに変更がありました。

総務省がスマホをただ同然で配るような
「一括ゼロ円」や「実質ゼロ円」の
売り方を禁止して以降、

これまでずっと横並びだったプランに
少しずつ変化が見えていましたが

ついについに
iPhone8の発売を機に3社の
プランが大きく変わってきたと言えます。

独自のプランが出てくるのはいいこと
ですが、選択が悩ましくなったという
ことも言えます。

その一つがauです。

auはピタットプランというプランを
出しています。

このプランは、データ通信量の月の
上限量を決めるのではなく、
使った分に応じて支払う方式です。

データ使用量の少ない人ほど安く
できるメリットがあります。

ただし、このプランを選ぶと端末の
代金を割り引く「毎月割」が付きません。

毎月の料金が安い上に端末代金まで
安くしたら割に合わないのですね。

ですがその代わりに端末代金が半額に
なるというプランなのです。

端末代金が半額になるのはいいの
ですが、条件があります。

端末の支払いを48回払いにして、
24ヶ月で機種変更するのです。

そうすると、そのとき残っている端末
代金の残債は免除になり、新しい端末
に乗り換えることができます。

おお！
2年で端末が新品になる！
端末代金も半額で済む！
いいじゃないか！

とまぁ、そう言いたいところですが、
そんなワナが一つもない、夢のような
プランがあるわけもなく...（笑）

いいところだけ考えたらそうかもしれ
ませんが、端末を機種変更するって
ことは、

その後もauとの契約が続くってこと
です。最初の2年が縛られますが、
機種変更してさらに2年縛られます。

4年しばりじゃないですが、最初から
auに縛られることをよしとする契約に
なると言いうことです。

それでもいい人には悪くないプラン
かもしれませんね。

auはピタットプランを提供しており
このプランを使うと、使った分だけの
支払いにすることができます。

使った分だけと言っても、本当の使用量
ではなく、データ通信量が次のどの
量かで料金が決まります。

【データ通信料】
〜1ギガ：1,700円
1ギガ〜2ギガ：2,700円
2ギガ〜3ギガ：3,700円
3ギガ〜5ギガ：4,700円
5ギガ〜20ギガ：5,700円

という5段階に分かれています。

その月の使用量で計算をするのでは
なく、使用量が上の区分のどこに入る
かで料金が決まります。

実際の使用料金は、これに次の通話
料金が加算されます。

【通話料】
5分かけ放題のスーパーカケホ：2,480円（2年契約）
かけ放題のカケホ：1,480円（2年契約）
かけた分を払うシンプル：980円（2年契約）

となっています。
実際に支払う料金は、

【データ通信料】＋【通話料】
となります。

シンプルプランは通話した分が全額、
スーパーカケホは、5分を超える通話料
がすべて別に加算されます。

ピタットプランの場合は、ある程度通話
する人は、スーパーカケホを組み合わ
せた方がいいかなと思います。

ピタットプランを使うべき人は
どんな人かというと、

スマホとしてあまり使用せず、通話も
多くないという人がもっともお得です。

あまり使用せずと言うのは、LINEや
メールや、検索が主で、動画を見たり
SNSをあまりしない人です。

その場合のプランの例は次のような
ものです。

データ通信量1ギガ：1,700円
シンプルプラン：980円
ネット接続：300円

の2,980円が基本プランになります。
これに通話料が加算されるのです。

ただし、注意しないといけないのは、
月々のデータと通話料金は安いですが、

端末の割引があまりありません。
上に書いたのですが、

毎月の料金から端末代が割り引かれる
月々割はありません。

25ヶ月目で機種変更するプランと
組み合わせないと、端末を安く買えない
のです。

つまりピタットプランを利用したいなら
auとずっと心中するつもりで、4年でも
8年でも使い続ける覚悟をするか

端末の支払いを完全に終えている人
がおすすめとなります。

わかりますでしょうか？