スマホの解約金が高い 格安に変えて元を取るのがベストな理由
携帯電話大手の、ドコモ・au・ソフトバンクの3社は、
更新月を2ヶ月間にすることを発表しました。
この意味は何でしょうか?
更新月とは、契約後24ヶ月経過後、つまり25ヶ月目の1ヶ月間のみ
他社に移ることや解約が手数料なしでできることをいいます。
それ以外の期間に解約しようとすると、9,500円(税別)の
解約金が発生します。
そして、この更新月を逃すと、さらに2年間は契約が自動延長され、
それを解約するにはその2年間が終わる25ヶ月目(計49ヶ月目)に
ならないと、解約には解約手数料9,500円がかかるというものです。
このため、なかなか解約することができず、「2年縛り」と呼ばれ
不評を買っているのです。
今回、この更新月が1ヶ月しかなかったところを、2ヶ月に変更する
という変更をしてきたのです。3社とも…
解約をしづらくしている理由は、2年縛りによるものなのですが、
更新月に解約しづらくしている要因はほかにもあります。
それは、端末代金の返済期間です。
端末代金は多くの方がローンによる割賦払いとなっていると
思います。もちろん、一括払いもできますが、iPhoneにしろ
アンドロイドにしろ高価な端末は8万円〜10万円ほど必要です。
それをポンと払うメリットがあるのは、家電量販店などで
ポイントを付ける場合でしょう。そうでなければ、一括払いも
分割払いも金額に変わりはないので、分割を選ぶ人がほとんどです。
実はこのとき、ワナに落ちることがあるのです。
スマホに切り替えたとき、新規購入の場合ですと、
契約開始と端末代金のローン期間は一致します。
この場合は、2年縛りが一旦切れる25ヶ月目はローンの支払いも
ほぼ終わりか、せいぜい残り1ヶ月で支払いは完了します。
ところが、ガラケーから機種変更でスマホを持った人や、
スマホを契約した後、更新月を越えてからそろそろスマホが
古くなったからと思って機種変更した人は
スマホの契約期間と端末のローン返済期間が一致しなく
なるのです。
これによって何が起こるかわかりますか?
「更新月が来たから解約しよう!」と思ったら、
実はまだ何ヶ月も端末の支払いが残っていることがあるのです。
そうすると、せっかく更新月が来てもローンが残っているから
解約できない(したくない)、ということが起きます。
結局、更新月には解約できず、その後に解約するときには
「解約金」を払うか、解約できずに高い料金を払い続けるかの
どちらかになってしまうのです。
今回大手3社が更新月を1ヶ月から2ヶ月にしたところで、
契約期間と端末のローン期間のずれが1ヶ月短くできる可能性が
ある程度なのです。
解約しづらい状況はほとんど変わらず、なのです。
ですので、大手の月額料金をなんとかしたいけれども、
解約金があって…と悩んでいる人は、どう対処するべきかといえば、
「ばかばかしいが、解約金の9,500円は払ってしまう」
ことが一番得策なのです。
一時的に出費することになりますし、「なんでこんな料金を…」と
思うことになるのですが、
その代わり、格安にすることで料金をガンと下げて、
数ヶ月で元を取り、その先はずっと安くなるのです。
これしかないのです。
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