キッズがスマホを格安で使う 楽天の激安モデルの上手な選び方
2015年12月に、楽天から端末価格12,000円のスマホが発売されます。
24回の分割払いにした場合は月額540円で、他の格安スマホの1/3から
1/4といった料金です。
楽天の通信料金の最低価格は月額525円ですので、月額わずか1,065円で
スマホが持てることになります。
このスマホは、キッズモードを備えるということなので、
子ども向けを意識している良いところです。
発売前ですが、実用になるか予想してみましょう。
このスマホは、格安スマホでありながらSIMフリースマホではありません。
SIMフリーでないということは、すなわち楽天のSIMと組み合わせないと
動作しないということです。
この点には注意が必要でしょう。
ただ、楽天のSIM料金は業界最低価格ではないのもの、十分に安い価格で
提供されています。
しかも、回線はドコモですのでカバーエリアも3つのキャリアの中で一番
広いのです。楽天以外の格安SIMに乗り換えるメリットは、料金が楽天モバイル
より安いか、auの電波を使いたいかしかありません。
SIMを変更するには、事務手数料として3,000円かかりますし、
楽天より安い格安SIMを捜すのは難しいので、そういったことを考えると、
楽天以外に変えるメリットはあまり見いだせません。
その点で、楽天専用モデルは余りデメリットとは言えないでしょう。
このスマホを選ぶかどうかで一番悩むのは、記憶容量(ROM)が8GB
しかないことです。
この記憶容量は、アプリを入れたり、写真を保存するのに使用します。
多くの機種では16GBが標準的なサイズになっています。
その半分しかないので、使い方には多少制約が出る恐れはあります。
アプリをたくさん入れられないとか、写真や動画を撮ったら
ときどき不要なものを削除するといったことです。
これをキッズ用と割り切る方法もありますし、メールや電話を主に
考えれば、多くのアプリは入れる必要がありませんし、データ量もそれほど
多いとは言えないでしょう。
また、外部メモリ(SDカード)は使えないようですので、
外部メモリで拡張する方法も使えません。
そういう割り切りで使うなら、8GBでもやりくりは可能です。
液晶画面の解像度は、854×480となっており、最近のスマホの
/1,280×720の解像度には比べ一段下ですが、十分実用的ですので、
心配はありません。
また、メインメモリは1GBとこちらも動作に必要なメモリを十分に
搭載していますので、心配はありません。
このように端末の性能は記憶容量を除いて、特に悪いと感じる点は
ありません。ただ、安く作られている分、実際に使ったときの
動作性能が問題ないかは不安が残るところです。
■ データ通信量は月額525円では実用的ではない
楽天モバイルのデータ通信量が525円のプランは、200kbpsという
超低速な通信スピードです。この料金プランは使い放題なのですが、
この低速な通信速度での使い放題は意味がありません。
動画なんてとても再生できるレベルのスピードではありません。
ですので、高速通信LTEに対応している(通信速度150Mbps)
プランを選びましょう。
3.1GBの歩ウランで月額900円です。
つまり、端末価格月額540円(24回分割の場合)、通信量900円の
系1,340円が一番安い料金で使えるプランになります。