ワイモバイルの通信量は無制限？本物の使い放題を手に入れる

■「無制限」が意味するもの

スマホの世界において、インターネットに接続することは
必須となっています。

しかし、インターネットに接続するためには、
料金がかかり、それが1ヶ月間にどれだけ使うかで
料金が決まります。

自宅に引く光回線やケーブルテレビのインターネットのように、
どれだけ使っても定額というサービスが一般的でしたが、
スマホでは月に利用可能なデータ量に上限を設けるところがほとんどです。

データ量に上限があるということは、
データ量を使いすぎると使えなくなるということですが、
インターネットに接続できないと不便ですよね？

携帯電話各社でもそれは十分にわかっていて、上限を超えた場合は
低速ながらインターネットに接続できるようにしています。
これが「速度制限」というもので、通常の約1/500程度の速度になります。

しかし、1/500というのはスマホが使えないのと同じくらい低速な
インターネットのスピードなので、それを不便に思う人のために
容量無制限のサービスが出てきて競争となっています。

問題なのは、この「無制限」の言葉の意味が各社違います。
勝手に拡大解釈して使っているところもあります。
この「無制限」にだまされないように正しく理解しましょう。

■「無制限」の元祖はワイマックス

無線でインターネットができるサービスで、月のデータ通信量が
「無制限」だったのは、ワイマックスです。

ワイマックスは当初より40Mbpsの高速通信を定額で
「無制限」に使えたのです。
これがモバイル通信では斬新で追従するところはありませんでした。

※ワイマックスのスピードは13.3Mbpsと1/3になりました。

これがワイマックスの人気の秘密であり、若干のエリアの狭さよりも、
「好きなだけ使える」ところに魅力を感じる人たちは
好んで使っていたのです。

ところがこの人気のせいか、同じようなサービスを真似する
ところも出てきました。

ぷららモバイルやB-Mobileなどです。
ただ、どちらもドコモ回線を借りたサービスですので、
エリアが広く安定していることがウリです。

ぷららモバイルは通信速度が3Mbpsであり、今のLTEのスピード
よりもかなり遅いです。それでも実質的には十分高速との
報告が多いのです。

ワイマックスのスピードは1/3になりましたので、
無制限のサービスの中で圧倒的な優位ではなくなりました。

ワイマックスはモバイルルーターですので、スマホからは
無線LAN経由で接続します。

同じくモバイルルーターを提供しているワイモバイルも
「無制限」をはじめました。
ただ、こちらは「無制限」の意味に注意が必要です。

■ワイモバイルの2年間「無制限」とは

ワイモバイルがモバイルルーターで謳っている
2年間「無制限」とはこういうものです。

　○月額上限は「7GB」である
　○上限を超えたとき、200Kbpsの超低速の通信速度になるが
　　この低速を解除する費用が2年間無料

ということです。
低速を解除する作業は自分でやらないといけませんが、
解除費用はゼロ円ということです。

この解除は自動解除もできるようなので、
いったんは設定する必要がありますが、
自動で解除できることがメリットでしょう。

2年後に解除料金の無料期間が終了した場合、使い方次第では
解除料金が高くつくかもしれませんので、契約を見直すかなど
注意が必要です。

それより、ワイモバイルの一番の問題点は、
「無制限」をうたっているにもかかわらず、
ちゃんと制限があります。

「直近3日間のデータ量が1GBを超える」と
通信速度が制限されます。

3日間で1GBというのは決して大容量ではありません。
動画を観たりすればこの量は超えてしまいます。
だからとても注意が必要です。

実質的に「無制限ではない」といっても良いのです。
もし、本当の無制限を手にしたいのなら、
ワイマックスかぷららモバイル、B-Mobileを選びましょう。