AIスピーカーはアマゾンなら音楽聴き放題と連携すると効果的

注：本文中の料金はいずれも税別です。

スマホ案内人のリョウです。

AIスピーカーが今年の話題です。

アマゾンが先行して開発し、
その後、グーグル、アップル、そして
LINEまでもが作ったのです。

基本的なコンセプトは音声で話し
かけると音声で答えが返ってくる、
それがAIスピーカーです。

AIとは言わずとしれた「人工知能」
のことです。

人工知能は、人間の頭脳をコンピュー
ターが実現しようというものです。

最近では、グーグルが作った囲碁ソフト
アルファ碁が人類の最高のプレーヤーに
勝ったことが話題になりました。

以前の人工知能とは、答えをたくさん
覚えさせて、質問に応じて適切な答えを
返す、というものでした。

今はそうではない方向に進んでいます。
人間が特定の情報を与えるのではなく、
コンピューターが水から考えて答えを
考えるようになったのです。

将棋の世界でも、コンピューター同士が
ひたすら対戦を繰り返すことで

学習し、ある局面で人が打ったことがない
ような手を打つまでに学習できる
ことがわかってきています。

それがAIです。

AIは特定の分野に特化することで、
能力を高めます。

将棋の打ち方や、画像の認識などです。
自動運転は画像認識や動きの予測など
多様なことに対して頭脳が必要です。

それでも小さな部分に絞っていくことで
人工知能は小さな領域になっていきます。

そんなAIの進化とAIスピーカーの
関係はどういうところにあるでしょうか？

内部的にどのような技術を使っているかは
わかりませんが、

AIスピーカーがAIと呼ばれる理由の
ほとんどは音声認識にあると考えられます。

何といっても、話しかけられたことばを
認識することがもっとも大切だからです。

なんで話しかけるのがいいのか？
といえば、スマホで打つより簡単だからです。

スマホで今日の予定を調べるとしたら

スマホを手に持ち
ホームボタンや電源ボタンで電源を入れ
ロックを解除して
カレンダーアプリを起動する

とこんな感じなのです。

ところがAIスピーカーでは、

（アマゾン・エコーの場合）
「アレクサ、今日の予定は？」

と聞くだけなのです。
アレクサ、というのがAIスピーカーに
ことばを認識させるための専用のことばです。

そうすると

「今日の予定は2件あります。
　○○が終日予定されています。
　13時から面談があります。」

という風に瞬時に答えてくれます。

こういった簡単なことは、朝の忙しい
時にはとても役立ちます。

他にも

「アレクサ、AKBの曲を鳴らして」
といえば

「AKB48の楽曲をシャッフル再生します」

と応答してすぐに再生が始まります。
そういった簡便さというか、指示する
だけでやってくれる点が魅力的です。

こんな便利な使い方ができるAI
スピーカーですが、思ったように反応
してくれなくてがっかりすることもあります。

例えば、自分でかけたい曲はある
けれど、曲名が思い出せないときです。

いつも聴いている曲の曲名が思い出せ
ないと、アーティスト名がわかっても
再生することができません。

こういうときは、スマホを開いて曲を
探す羽目になります。

「昨日聞いていた浜田省吾の曲かけて」
と言ったらサッとその曲を見つけて
かけてくれたらいいのですが、

「昨日聞いていたという楽曲はありません」
とか
「すみません、なんだかうまく行かないようです」

という哀しい答えが返ってきます。
これも成長過程のAIスピーカーの現状
かもしれません。

ただ、今後どんどん認識力が上がり
その結果対応できることも増えて
来ると思います。

とはいえ、「昨日聞いた浜田省吾の曲」
を探すには、アーチスト名や曲名で
探すのとは違う検索方法が必要です。

ことばの認識はできたとしても、
その一つひとつの要求に対応できる
には簡単ではないでしょう。

地道な対応が必要になりますから
時間はかかるかなと思っています。

アマゾンのAIスピーカー・エコーの
場合にどんな使い方があるでしょうか。

正直、1週間ほど使ってみて、
話しかけはするし、スマホを開くより
簡単だなと思うことはあるのですが、

ないと困る存在か？というと
まだ僕の中ではそこまで至っていません。

メインの使い方は音楽を聴くということです。

＜音楽を聴く＞

音楽を聴くことが中心にするなら
手で音楽を再生しなくてもいい、
というメリットはあります。

例えば、家事で手が離せない、
手が汚れる仕事で機器を触れない
というような場合です。

そのためには、アマゾンプライムや
アマゾンミュージックアンリミテッド
の契約があると良いでしょう。

エコーのためのプランは月額380円です。
これで4000万曲が聴き放題になりますので、
悪くはないです。

ただし、4000万曲あれば何でも
聴けるかというとそうではないので
気をつけてください。

聴き放題は「対象曲が聴き放題」という
意味で、その対象曲に入っていなければ
聴くことはできないのです。

例えば、中島みゆきさんの曲は
聴けません。

聴きたいアーティストが聴き放題に
含まれていても、すべての曲が聴ける
わけではないのです。

その点は心得ておいてください。
聴き放題のサービスはいずれも
1ヶ月程度のお試し期間がありますから、

自分の聴きたい曲が入っているかを
その間に確認することが欠かせません。

AIスピーカーはさまざまなサービスと
連携します。

その中でも家電製品と連携して、
電気を点けたり消したり、
カーテンを開けたり閉めたりと

さまざまなものがあります。
ただ、現時点では日本の製品で
連携できるものはほとんどありません。

ですので、その楽しみはあまりないと
考えてください。

家電との連携を期待するなら、
まだ時期尚早です（笑）

それ以外のスキルというか、
スマホのアプリのようなものは
300種類以上あります。

・ラジコ
スマホでもご存じのラジオを聴く
アプリです。現在地で聴けるラジオ
局を選曲できます。

・カラオケ
ジョイサウンドが300曲ほどカラオケを
提供しています。曲数は限定的ですが、
無料で使えます。

「アレクサ、ジョイサウンドで
　恋するフォーチュンクッキーを
　かけて」

というと、曲が再生されるとともに
スマホのアレクサアプリに歌詞が
表示されるのです。

これでカラオケができるのです。

・空返事（からへんじ）
適当に返事をしてくれる、
超ビミョーなアプリです（笑）

「アレクサ、空返事を開始して」
というと、このアプリがずっと
返事をしてくれます。

「今日、イヤなことがあってさ」
とか話しかけるのです。

見事にから返事が返ってきます。
この会話をどこまで続けるかは
あなた次第です（笑）

このようなスキルがあるので、
これらを使ってどれだけ楽しみを広げ
るかは使い方次第ですね。