SIMの交換手数料 お金がかかるが手切れ金と割り切る理由
格安SIMに乗り換える作業というのは、
スマホに入っているSIMと呼ばれるICチップを
格安SIMの会社のチップに換えるということです。
SIMを交換するとどうして安くなるかというと、
SIMには電話番号など通信に必要な情報が書かれていて、
これにより通信会社が切り替わるからです。
スマホはもともと、日本の携帯電話会社でいうと、
ドコモもauもソフトバンクもワイモバイルも受信できる
ようになっています。
このうち、どの電波で受信するかを決めるのがSIMの
役割です。
ですので、SIMを交換して、必要な設定をスマホにしてあげると
新しいSIMで動作するようになります。
ただし、注意が必要なのは、新しいSIMになるときに
今の携帯電話の契約を終了させないといけません。
MNP(ナンバーポータビリティ)で電話番号そのままに
格安SIMに移る場合は、新しいSIMへの切替をするのと同時に、
前の携帯電話の契約は自動で解除されます。
これは、MNPがそのような仕組みで連携するからです。
しかし、電話番号を引き継がず新たにSIMを取得した場合、
今の会社と新しい会社の間に自動連携はありません。
この場合は、使っていた携帯電話会社の契約が切れて
いませんので、自分で解約しないといけません。
そうしないと、ダブルでお金が取られますから要注意です。
大手携帯電話会社の囲い込み作戦により、2年縛りの
契約になっています。2年に1度の更新月にだけは
解約金が不要ですが、それ以外の解約には約1万円が必要です。
更新月が来ても端末のローン代金が残っているなどの理由で、
解約したいタイミングは必ずしも更新月と一致しないことも
多いのです。
この場合は、残念ながら解約金が発生します。
長年高いお金を払ってきたのに、解約時にまで約1万円が
必要なのかと思うと悲しくなりますが、この先ずっとスマホの
料金を安くする手切れ金だと思って払ってしまいましょう。
ここで1万円払ったとしても、数ヶ月で元は取れますから、
そう割り切りましょう。
また、NMPで電話番号を引き継ぐ際は、2,000円の
料金がかかります。
これは、その番号に電話がかかったら新たに契約する
携帯電話会社につなげるために、ずっとそのつなぎ替えを
しないといけないからです。その仕組みに対する料金です。
もし、電話番号に未練がなければ、引き継がなければ
このMNPにかかる2,000円は不要になります。
上に書きましたが、電話番号を引き継がない場合は、
必ず今の携帯電話会社の契約を必ず解約してください。
格安SIMの購入は、基本的にネットで行います。
店舗を持たないからこそ、格安SIMは安いのです。
申込みから到着まで早くても3日程度、余裕を見るなら
5日程度は考えておいた方が良いでしょう。
MNPの場合、以前ならSIMが到着する前に今の携帯電話が
使えなくなっていましたが、最近はSIMが届いてから
フリーダイアルに電話して切り替える方式になっています。
これにより、MNPで電話が使えない期間は切替にかかる
数時間のみとなります。
とはいえ、切替のタイミングを全く自分の好きなように
できるかというとそうではありません。
切替のタイミングは自分で選べるのですが、切替のサービス
受付が9時から19時など時間が決まっているからです。
電話が使えなくても困らない夜中に切り替えてしまおう、
と思ってもそういうわけにはいきません。
格安SIMの申込みに当たっては、本人確認書類を
アップロードする必要があります。
本人確認は、ケータイやスマホの購入には避けられませんので
これは必須です。とはいえ難しくはありません。
スマホのカメラで写真を撮って、アップすれば良いです。
これらの手順ははじめてやると少々心配でしょうが、
そんなに難しい手順はありません。
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