格安SIMの容量の目安は? ムダを減らして最適化する方法
スマホの料金体系は、通話料金とデータ通信料金とから成り立っています。
これはガラケー時代から基本的に変わっていませんが、大きく変わったのは
次の2点です。
(1)スマホでは大量にデータ通信量が発生するため、金額に上限のある
定額制を利用するのが一般的になった
(2)通話料金は通話した分だけ料金が発生する従量課金から、
定額で使い放題のプランが主流になった
(1)のデータ通信量は、大手携帯電話も格安スマホでもどちらも定額制になっています。
最小は1GB程度で、提供会社により違いはありますが、最大で20GB程度まであります。
(2)の通話料金は、大手携帯電話会社だけが月額2,700円で用意しています。
格安スマホでは月額800円から900円の固定料金に、通話した分だけ通話料金が
必要なプランです。
特に(1)のデータ通信量にはデータ量に応じて月の料金がかなり違いますので、
どれだけのデータ量を選べば良いかが重要になります。
データ通信量とは、スマホがインターネットに接続してデータを送受信した
時に発生するデータ量のことをいいます。
あなたがWebページで検索したり、いつも見ている人のサイトを見に行くと
データ通信量が発生します。LINEでメッセージや写真を送るのもデータ通信量が発生します。
地図を開いて道案内をしてもらうとき、あなたの移動に伴って地図が更新
されていきますが、このときもインターネットからデータを受信します。
(地図をスマホ上に持っている場合はそうではありません)
最近では、音楽聴き放題のサービスが充実してきましたが、
この場合音楽はインターネットから受信しながら再生しますので、
データ通信量が発生します。
さらに、ユーチューブの動画や映画見放題サービスで映画やドラマを観ると、
データ通信量が発生します。動画の場合は、他のアプリに比べて格段に
多くのデータ通信量になります。
ですから、どんなアプリを使っていても、多くの場合インターネットにアクセスして
データ通信量が発生している可能性があります。
※インターネットにアクセスすることが必要かどうかは、アプリの作り方
次第です。
これまで書いたデータ通信量は、あなたが自分の操作でやることなので、
「今、インターネットにアクセスしている」
ということがある程度予想できます。
ですが、最近のスマホはあなたが知らないところで、もっとインターネットに
接続しているのです。
良くいえば、「あなたのために」裏で通信してくれるのですが、
悪くいえば、「勝手に」データ通信量を使っているのです。
「勝手に」と書きましたが、本当は「勝手に」ではないのです。
「スマホの設定にしたがって」データ通信しているので、無断であなたの
データ通信量を使っているわけではないのです。
ですが、そのスマホの設定は、スマホを提供する側が
「スマホを快適に使えるように」と決めた設定ですので、
データ通信量が発生して料金が高くなるのを防ぐ観点からは、
必ずしも「あなたにとっていい設定」とは言えないのです。
このように自分でわかるものとわからないデータ通信量がありますが、
どちらも制御することは可能です。
その制御をきちんとしてしまえば、スマホを持つときに契約するデータ通信量を
いくらにしたら良いかがだいたい見えてきます。
これから、その設定方法とデータ通信量の決め方を解説します。
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格安SIMの容量の目安はどうやって決めたら良いでしょうか?データ通信量には自分で操作して使うものと、勝手に使われるものがあります。スマホの設定をきちんとすればムダは減らせます。格安SIMの容量の目安は、ムダを減らして最適化すると見えてきます。
格安SIMの容量の節約は?アプリの更新は1つは小さいけれども、月に何回も行われ何十ものアプリが更新することで大きなデータ通信量になります。モバイル環境での更新はしない方が良いです。格安SIMの容量の節約はアプリの更新を減らすことでできます。
動画のデータ量の目安はどのくらいでしょうか?Wi-Fiで接続する場合は携帯電話会社の通信が発生しません。こうすることで、通信量を減らすことができます。動画のデータ量の目安は、Wi-Fiを使って通信ができない環境での利用がどれだけかで決まります。