スマホの料金は安くなるか? 大手の新プランがお得でない理由
総務省から利用の少ないユーザーに対して料金を引き下げることや、
キャッシュバックによるスマホ本体の実質的な無料の販売方法を
改めるように要請があって以降、
大手3社で初めてソフトバンクが対応のプランを発表しました。
中身はというと、
通話し放題ライトプラン :1700円
S!ベーシックパック :300円
データ定額パック・小容量(1GB):2900円
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合計 :4900円
はっきり言って、まったく安くないですし、お得でもないです。
国からの要請にただ応えてみました、というプランです。
なぜかと言えば、まず金額です。月額4900円というのは
国が出した「月額5000円以下」という金額に沿ったものです。
1GBというプランも、「あまり利用しない人に安く」という
要請どおりで、「要請通りのプランを出しましたよ」
というだけのものです。
データ定額パックは、これまでは最小が2GBで3500円でした。
これが1GBの半分になって、値段はたった600円(約17%)が
安くなっただけです。
しかも、5,000円を切るのは、「通話し放題ライトプラン」という
通話が5分以内なら好きなだけかけられるというものです。
この、通話が5分以内というのが悩ましいところです。
5分を超える通話をすると料金がかかりますから、国内だったら
完全にかけ放題になる、2,700円の通話し放題プランにした方が
良いのです。
なぜ買って、通話し放題プランプランを選んで、自宅の電話を使って
かけていた分もすべてスマホでかければ、自宅の電話代を安く
できるからです。
「通話し放題プラン」は月額料金がライトよりも1,000円高いのですが、
トータルではこちらの使い方の方が安くすることもできるでしょう。
ソフトバンクの新プランと同じではないのですが、同様の1GBの
通信量と電話回線の契約を格安スマホで行うと、月額料金は
たった1,260円で契約できます。
これに30秒20円の通話料金がかかりますが、1000円あれば25分
話せるのです。
つまり、1,260円+1,000円(25分の通話)の2,260円で済むのです。
この料金は業界最安値を行くDMMモバイルの場合ですが、
その他の格安SIMを使っても似たような金額です。
また、通話料が半額になるアプリを使うと、30秒20円が30秒10円に
できるのです。
こう考えると、いくら大手から安いプランが出たといっても、
格安SIMや格安スマホには全く及びませんね。
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