スマホの速度制限 あなた自身も快適にネットを使うために必要
■1ヶ月に使用できるデータ容量には上限があります。
スマホは、単なる電話機ではありませんので、
インターネットに接続して使うことを前提にしています。
メールにしろ、LINEにしろ、フェイスブックにしろ、パズドラにしろ、
インターネットに接続して、データをやりとりすることで
アプリが動作します。
LINEだったら、友達が送ったメッセージはインターネットを経由して
あなたのスマホまで飛んでくるのです。
パズドラなら、あなたが進めているゲーム画面に関するデータを
サーバーから取り出して、そのデータに基づいて画面を
作り動きを作るのです。
だから、スマホはインターネットへの接続は不可欠なのです。
しかし、このインターネットへの接続はお金がかかります。
なぜって、インターネットに接続することによって
便利なことがいろいろできるようになりますから、
それに対する対価が発生するのです。
それがデータ通信料金なのです。
スマホの場合は、とてもデータ通信量がかかるので、大手の
携帯電話会社では、最初から多くのデータを使うことを前提で
料金体系が決まっています。
通常の場合は7GBや8GB（ギガバイト）というデータ通信量です。
これって、DVDを2時間ほど観る量に相当します。
実は、結構なボリュームなんです。
結構なボリュームなのに、何か問題でも？
■速度制限はみんなが公平にインターネットを使うための措置
このデータ通信量にそれぞれが上限を持っているのには理由があります。
それはインターネットの利用者に公平にデータ通信を楽しめるように
するためです。
インターネットは同時に流すことのできるデータ量に上限があります。
これは途方のないほどの量ですが、それでもたくさんの人が
同時に使うとデータが流せなくなって、待ちが発生します。
これがインターネットが遅くなる要因なのです。
みんなが使うことによって、インターネットに流せる量のデータを超えると、
スピードが遅くなっていくのです。
一例を言うと、動画はとてもデータ量を使いますが、
もし、一部の人が高画質の動画ばかり観てしまい、それだけで
データ通信量があふれてしまったら、
それ以外の人たちがデータ通信量を使うためには、
長い間待たされてしまうことになります。
これでは、同じ料金を払っても均一のサービスができないので、
1ヶ月に使うことのできるデータ通信量を契約ごとに決めているのです。
そして、月のそのデータ通信量を超えた場合に発生するのが、
「速度制限」といって、その契約者が使うインターネットの速度が、
遅くなってしまうのです。
遅くなるといっても、かなり遅くなります。
それまでの速度の1/500くらいの低速になります。
実質インターネットは使えないくらい、スマホは遅く感じるでしょう。
月末まで行くか、新たにお金を払えば速度制限は解除されます。
そうすると、ようやく通常速度でインターネットが使えるようになります。
そうならないように、データを使いすぎないように気をつけましょう。
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