スマホをカーナビとして無料で使うなら、心得るべき5つの弱点

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スマホをカーナビとして無料で使うなら、心得るべき5つの弱点

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スマホに位置情報が付いているので、地図を使って行き先まで道案内してくれます。

この機能はスマホの登場時からありますので、重宝している人も多いと思います。

それがさらに進化する形で、カーナビゲーションとしても使えるようになってきています。

今回Google Mapナビを使って旅しましたので使い物になるかご紹介します。

最初に結果を言ってしまうと興ざめかもしれませんが、

現時点ではカーナビの代替は難しいだけども、かなり助けになるという風に感じています。

なぜそうなのかを解説しましょう。

デメリット1:音声の遅れがナビとしては大問題

カーナビを使っている人であれば、音声による誘導の便利さを実感していると思います。

カーナビによって違うとは思いますが、

「このまま3キロ直進です」
「この先渋滞があります」
「まもなく右折です」

といった音声で案内してくれます。

実際の運転では、この音声がないとほとんど実用になりません。

横にナビを見ることのできる同乗者がいればよいですが、ひとりで運転する場合は必須と言えます。

たとえば、「まもなく右折です」というときに地図上にも右折する交差点が拡大表示されますので、

「ああ、この道なんだ」

と確認するためにチラリと地図を見ることはあります。

つまり、音声を頼りにして、心配なときは地図を一瞬補助的に見るという使い方になります。

今回Googleマップナビを試したところ、音声案内が交差点に入ってからということが数度ありました。

地図上の位置も必ずしも正確ではありませんでした。

「そろそろ右折」はわかっても、どの道を曲がるかは交差点に突入してから音声が出ますので、実際には曲がり損ねてしまったのです。

これが、Googleマップナビの一番残念だったところです。

なぜこうなるのかは不明ですが、原因はGPSの精度かGPSを受信する頻度ではないかと想像しています。

GPSの精度の問題であるなら、スマホが持つハードウエアの限界かもしれません。

デメリット2:データ通信ができないと使えない

カーナビは、地図情報をすべてカーナビに持っていて、位置情報だけを受信して案内しています。

一方、Googleマップナビは、地図情報はグーグルのサーバーから送られてきます。

そのため、スマホがデータ通信できる場所でなければ、地図を表示できません。

すなわち、スマホが通信の「圏外」になってしまうとナビはできません。

電波の圏内なら問題なくても、そうでない場所で圏外になれば、地図を表示することができません。

これは意外と大きなハンデになります。

大手携帯電話会社のエリアは、人口カバー率98%〜100%です。

注意が必要なのは、100%といっても人が住んでいる地域の100%をカバーしているという意味で、日本全国を100%カバーしているわけではなく、エリア外は結構あります。

各携帯電話会社のエリアマップを見れば一目瞭然ですが、決してエリアは日本地図すべてをカバーしていません。

カバーしていないエリアの方が圧倒的に広いのです。

デメリット3:車との一体感がなく、熱が心配

カーナビは車の中に設置するようになっていますが、スマホやタブレットを車内に設置するには、適当な器具を買ってきて取り付けることが必要です。

カー用品売り場に行けば売っています。

ただし、カーナビのように車にずっと付けておくものではないので、運転中も地図が見やすいように取り付けることは難しいです。

また、スマホは熱に対して強くありません。

長時間日差しの当たる場所におけば、故障したり熱で変形する恐れがあります。

くれぐれも、車内の熱で変形しないように気をつけましょう。

デメリット4:バッテリとパケットの消費が多い

カーナビとして使う限り、スマホのディスプレイは常にオンの状態になります。

従いまして、バッテリーの消費がかなり多いことを覚悟しましょう。

それから、グーグルマップでは地図情報をネットから持ってくるので、そのためパケット(データ通信量)の消費も少なくないです。

バッテリは車のシガーソケットから充電すれば良いですが、パケットはいかんともしがたいです。

デメリット5:ルート選択がイマイチ

行き彩に応じて道が自動で選択されますが、道の幅やスピードなどが余り考慮されていないように感じます。

目的地に行くのには近そうなルートですが、細い道を走ることになったり、30キロ制限などスピードが出しにくい道が選択されるなど、必ずしも走りやすいとは言えないのです。

スマホでカーナビするメリット

スマホのナビゲーションではカーナビには及ばないところが多数あるのですが、それでもカーナビがない状態と比べるとメリットはあります。

メリット1:カーナビを買わなくてもいい

スマホやタブレットを持っている人なら、通信料を除けば費用が発生せずにナビが手に入るため、特に新しい場所に車で行くときにはとても役に立ちます。

メリット2:地図データが最新である

カーナビだと地図が古くて新しい道路に対応していないことってあります。

カーナビの地図を更新するのはカーナビメーカーに持ち込むことや更新の手間が必要です。

それに比べると、グーグルマップの方が最新の地図を反映している可能性は高いのです。

スマホこれはスマホを使う最大のメリットと言えます。

安いカーナビもどきとして妥協して使う

スマホでカーナビゲーションするとき、このようなデメリットとメリットがあり、カーナビの代わりが務まるとはとても言えないのですが、それでも役に立ったことは間違いありません。

現在位置がわかるということはとても大事なことなのです。

そう割り切って使うなら、安いカーナビもどきとして使うとよいでしょう。

カーナビでどのくらいパケットを使うかは、次の記事で解説しています。

スマホでカーナビすると1日でこんなにもパケットを使う


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