格安SIMのおすすめは「速度制限」への対応で差が付く
スマホは、通信の部分であるSIMとスマホ本体の2つから成り立ちます。
つまり通信の善し悪しと、スマホ本体の善し悪しの掛け合わせです。
SIMとスマホ本体の両方が良くなければ、結果的に良いスマホは手に入りません。
格安SIMについてどう見るべきかを探りましょう。
今回おすすめしたいのは、IIJ MioとDMM モバイルです。
格安スマホの通信回線は主にドコモから提供されています。
一部にauもありますが、日本で格安スマホが使っている回線の
9割はドコモ回線だと言って良いのです。
ドコモからどのような契約で回線を借りているかはわかりませんが、
多くの場合借りる条件にそれほど違いはないはずです。
ですから、各社が提供する回線のスピードなどに違いはありません。
たとえば、通信スピードで言えば、低速に制限しているものを除いて、
下り110Mbps(メガビーピーエス)というスピードです。
そして、1ヶ月の通信容量を超えたときに発生する通信制限の
スピードは200kbpsと同一になっています。
また、低速時(通信制限200kbps時)に3日間の通信量を
366MBを超えると制限するというのも同じです。
これらのサービスはドコモが提供している基本サービスなので、
各社とも同一になっています。
一方、数は少ないのですがユニークなサービスを提供している
ものもあります。
それは、「バーストモード」というものです。
バーストモードは、通信制限で低速な通信になったときに、
Webページを開くなど最初の部分だけは一時的に高速にすることで、
レスポンスを高めるようにしたものです。
これはどうやって実現しているのかわかりませんが、
現在このバーストモードを提供しているのは、
IIJ MioとDMMモバイルなのです。
速度制限は、体験するとわかりますが、信じられないくらい
インターネットの速度が遅くなります。
通信速度は約500分の1ですから、
単純な話し、1秒で表示していたあるWebサイトの画面が
500秒かかってようやく表示されるようになるということです。
500秒とは、8分20秒です。
1秒が8分20秒になる...
これって信じられないくらい低速ですよね?
実質インターネットは使えないのと同じです。
この状態が速度制限がかかった日から、
月末まで続きます。
速度制限にいつかかるかというのは、月のデータ容量を
何GBで契約したかということと、あなたがどれだけ
インターネットをしているかに依存します。
もし月の20日くらいに速度制限にかかったとすると、
残り10日間は実質インターネットが使えない状態になります。
これはとても不便なので、「バーストモード」ができました。
この機能が搭載されていれば、超低速も少し緩和されるし、
心理的なストレスは解消されるでしょう。
だから、たくさんの格安SIMの中で選択に迷ったら、
バーストモードが搭載された、IIJ MioとDMMモバイルを
検討してみるのが良いでしょう。
速度制限がかかっても、Wi-Fiで接続する限りは
通信制限を受けません。自宅のWi-Fiや公衆無線LANが使えるなら、
その時は速度制限関係なしに動作します。
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