Wi-Fiが遅い原因? LANケーブルも速度改善に効果あり
スマホを自宅の無線LANに接続して使っていて、速度が遅いと感じるときがあります。それを少しでも速くしたいと思うとき、どんな解決方法があるでしょうか?
一番考えられるのが、自宅に来ているインターネットの回線速度を速くすることです。たとえば12Mbpsの回線速度しかないのであれば、それを24Mbpsの回線にすることで2倍の速度になります。
120Mbpsの速度にできるのであれば10倍速になるということです。自宅に入る回線速度を速めれば、一気に改善できます。
ただ、契約する際のスピードはあくまでも「理論的な最高速度」に過ぎません。実際にはそのスピードが出ることはありません。
インターネットのスピードは、世の中の人がどれだけ使っているか、契約しているインターネットプロバイダにどれだけの回線速度があって実際にどれだけの人が使っているか、ということに依存します。
ですので、どのくらいの速度が出るかは、インターネットプロバイダでさえもわからないのです。
次に性能を決めるのは、Wi-Fiルーターの速度でしょう。現在では11acという規格に対応しているWi-Fiルーターが一番高速です。
しかも、複数本のアンテナを内蔵しているものはその分だけ高速に通信できます。
Wi-Fiルーターを高速にしても、肝心のスマホが遅い場合は速度が出ません。たとえば最新のiPhone6sでは、11acに対応しているので、高速に通信できます。
しかし、これがiPhone5sやそれ以前のモデルになると、11acには対応していないので、もっと低速な通信になってしまいます。
ですので、Wi-Fiルーターとスマホの間で高速に通信できることが重要です。
そして、Wi-Fiの速度を決める要素にもう一つ忘れてはならないものがあります。
自宅にインターネットを引くと、電話線やテレビアンテナの端子から「モデム」と呼ばれる機器が設置されています。この機器とWi-Fiルーターの間を結ぶのがLANケーブルです。
最近はこの「LAN」がとても高速になっていますので、それに見合った性能のLANケーブルを使う必要があります。
10Mbps程度のインターネット速度であれば、安物のLANケーブルでも良いのですが、100Mbps以上の通信速度が出るインターネットでしたら、CAT5e以上のLANケーブルを選ぶと良いです。
CATはカテゴリーと呼びます。CAT5eはカテゴリー5eです。
CAT5eは、10Mbps/100Mbps/1Gbpsの速度に対応しているのです。CAT6ではより高速になり、CAT7では10Gbpsまで対応しているのです。
最近のパソコンは1GbpsのLANを備えていますので、その性能を活かすにはCAT5e以上は必要です。
Wi-Fiでも、11acなど高速な通信速度のルーターでしたら、CAT5e以上を使った方が良いでしょう。
私は、モデムとルーターの間、ルーターとパソコンの間、を安物のLANケーブルからそれぞれCAT7のケーブルに変えたら、通信速度が3倍に速まったのです。
そのくらい違いがありますから、LANケーブルにも十分に気を配る方が良いのです。
CAT7といっても、べらぼうに高いわけではないのです。1本1,000円くらいの投資で、高速になるのであれば安いものなのです。
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